医療の進歩と闇
近代医療はすさまじい進歩を遂げています。
医者不足などに悩まされている医療業界ですが、医者不足が関係してか、医師免許を持たない人が医療行為を行うという事件が多発しています。
なぜ、医師免許を持っていないのに医療行為を行うことができるのでしょうか。
医者というのは特別な知識や技術を要する仕事で、通常のサラリーマンなどに比べると何倍もの給料を手にすることができます。
そのため、医師免許を偽造したりして病院に勤務して不正に給料を受け取るという事件が多発してしまうのです。
大きな病院だと医師免許が無いと医者として勤務することは不可能ですが、小さい病院だと審査がゆるい場合もあります。
医師免許がなくてもとくに問題のない医療行為は、健康診断です。簡単な診療だけなので医療行為といっても難しい技術は必要ありません。
今は取り締まりも厳しくなっていますが、ニセ医者に引っかからないようにかかりつけ医を頼るなどして、信頼のできる病院へ診療にいくようにしましょう。
医療業界における分業の広まり
医療とは健康の維持増進や疾病からの回復を目指して行う活動一般であり、主には病院やクリニックにおいて医師の手によって患者に提供されるサービスです。
患者側から見ると医師が診断を行い、適切な処置を行ってくれると共に、必要な薬を出してくれるという仕組みになっているととらえられているでしょう。
しかし、特に大病院に置いてはその裏側には数多くのスタッフが躍動しており、その分業体制がうまく行っているからこそ機能しているという側面があります。医師が中心となって行うという医療のあり方から、近年では医薬分業という考え方がとられており、診療や治療を行う医師と薬を提供する薬剤師がそれぞれの専門性を生かしてプロフェッショナルであるべき部分において中心となるように医療が展開されるようになってきています。
それに伴って看護師や技術者達も自分たちの領分においては医師や薬剤師よりもプロとして中心的役割を担うような体制ができるよう組織が整えられてきています。現実問題として医師はそれほど医薬品に詳しくはないという問題があることから薬剤師がもっと機能しなければならないという発想により広まった医薬分業の考え方ですが、それが良い方向に波及効果をもたらして業界全体を専門家が専門家としてやるべき仕事をきちんと担うという流れができてきています。
今後はそういった意識を持つことがスタッフ同士で当然となり、より適切なサービスを提供できる病院のシステムが確立されていくでしょう。
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